すぐオエッとなり、歯の型取りが苦手な人におすすめ。口腔内スキャナーを使った型取りのメリットについて。
歯を治療するにあたり、石膏などを使って歯の型を取ることがあります。しかし、歯の型取りは長時間口を開けなくてはならなかったり、型取りのために指を入れた時に「オエッ」となってしまったりするため、苦手に感じる方も少なくありません。
従来の型取り方法が苦手なな方は、口腔内スキャナーを導入している歯科医院を選んでみてはいかがでしょうか。
今回は、口腔内スキャナーを使った型取りのメリットについてご紹介します。
口腔内スキャナーとは
口腔内スキャナーとは光源とミラーがついたヘッドを口の中に挿入し、歯などが反射した光を読み取ることで口の中の状態をデジタルデータ化する仕組みです。デジタルデータを元に型を作るため、従来の型取りのように石膏などを用いる必要がありません。
口腔内スキャナーのメリット
導入している病院がまだ少なく、口の中の状態によっては使用できないこともある口腔内スキャナーですが、使用できるとさまざまなメリットを得ることができます。
メリット1 精度が高い
従来の型取り方式は石膏などの素材を使って手作業で型を取るため、型がひずんだり人為的なミスが起こりやすく、精度の高い型を取るには一定の技術や経験が必要でした。
口腔内スキャナーは型取り材がひずんだり人為的なミスが起こったりする心配がないだけではなく、技術による差が出ないためより精度の高い型を取ることができます。
メリット2 型取りにかかる時間が短い
従来の方式では型を取るのに20分程度時間がかかっていましたが、口腔内スキャナーを使用すると時間を3分程度に短縮することができます。
型取りのために長く口を開ける必要がないので、体にかかる負担も少なくなります。
メリット3 不快感が少ない
従来の方式では口の中に指や型取り材を入れる必要があり、奥歯の型を取るときに吐き気をもよおすことがあるほか、口を大きく開けることで顎や頬に痛みを感じることがありました。
口腔内スキャナーはヘッドが小さいため、口の中に挿入しても吐き気を感じにくく、痛みなどの不快感も少なくなります。
まとめ
口腔内スキャナーを使うと口の中の状態をデジタルデータで正確に知ることができるため、より的確な治療計画を立てることができます。
型取りだけではなく歯列矯正などにも利用できるため、病院を探すときは口腔内スキャナーを導入している病院を選んでみてはいかがでしょうか。
当院では口腔内スキャナーを導入しています。型取りが苦手な方もお気軽にご相談ください。